仕事は任されている。
トラブル対応もできる。
それなりに忙しい毎日を過ごしている。
それでも、評価や年収が思うように上がらない。
「自分の何が足りないのか分からない」
そんな感覚を持つITエンジニアは少なくありません。
スキル不足が原因だと思い込みがちですが、
実際は別のところで評価を落としているケースも多いです。
なぜ「スキルがあるのに評価されない」状態が起きるのか
ITエンジニアの仕事は、
成果が見えにくいという特徴があります。
- 当たり前に回している業務が評価されない
- トラブルを未然に防いでも表に出ない
- チーム成果に埋もれやすい
その結果、
「できていること」が正しく伝わらないまま評価が止まることがあります。
これは能力の問題ではなく、
構造の問題であることが多いです。
よくある見落としポイント
① 自分の役割を言語化できていない
「開発も運用も一通りやっています」
この表現では、何が強みか伝わりません。
- どこからどこまで責任を持っていたのか
- 判断を任されていたのか、作業だけだったのか
ここを整理できないと、
評価されにくくなります。
② 成果を“作業”として説明してしまう
実際には価値のある仕事をしていても、
- 作業内容の羅列
- 手順の説明だけ
になってしまうと、
評価する側に伝わりません。
③ 社内評価と市場評価の違いを理解していない
社内で重宝されていても、
転職市場で同じ評価になるとは限りません。
逆に、
社内では目立たなくても
市場では評価されるケースもあります。
このズレを知らないまま動くと、
判断を誤りやすくなります。
評価されにくい背景は、
働き方によっても変わります。
例えば、社内SEの場合は
成果が見えにくくなりがちです。
この点については、
30代社内SEが転職で失敗しやすい理由
でも触れています。
SESとして経験を積んでいる場合も、
評価が伸び悩むことがあります。
SES特有のつまずきやすさについては、
こちらの記事で整理しています。
現実的な対処法
評価されない状態を抜け出すには、
次のような整理が有効です。
- 自分が担ってきた役割を棚卸しする
- 成果を「価値ベース」で整理する
- 市場ではどう見られるのかを確認する
転職するかどうかは、
この後に決めても問題ありません。
無料面談は「評価の答え合わせ」に使える
転職エージェントの無料面談は、
必ずしも転職を前提にする必要はありません。
- 今の経験がどう評価されるか
- どのレベルの求人が現実的か
- 無理に動く必要があるか
こうした点を整理するための
第三者視点として使う、という考え方もあります。
話を聞いた結果、
「今は動かない」と判断する人もいます。
まとめ
スキルがあるのに評価されない背景には、
能力以外の要因が重なっていることが多いです。
- できていることが伝わっていない
- 評価基準のズレに気づいていない
- 判断材料が足りていない
まずは状況を整理し、
冷静に次の一手を考えることが現実的です。

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